コラム特殊造型でつくったリアルなダミーの活用事例

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2018-12-27|

幅広いシーンで活用されている特殊造型
幅広いシーンで活用されている特殊造型
特殊造型の技術を用いると、本物そっくりのダミーを作ることができます。
リアルなダミーは映画やドラマ、CM、展示など、様々な場所で活躍しています。
これから特殊造型物を作品に活用したいと考えている人は、活用事例を知っておきましょう。

日本の映画で、「僕だけがいない街」という作品があります。
この作品では、特殊造型技術である老けメイクが採用されています。
顔にシリコンをつけて、実年齢より老けた顔を再現していますが、本物そっくりであるため違和感がありません。
実物にシリコンをつけるため、本人が歳を重ねたように見えます。
また、別人のように特殊メイクすることも可能です。
中国や米国、海外映画でも老けメイクがよく用いられています。
CGでは再現することができないリアルな顔の表情を実現しています。

死体も特殊造型物でリアルに作られています。
特に、刑事ドラマやサスペンス、医療系のドラマや映画に出てくる死体をリアルなダミーで登場させていることが多くあります。
単に、倒れているだけの死体であれば俳優や女優の演技で撮影することができますが、死体を解剖するシーンなどはダミーでなければ不可能です。
リアルでなければ作品自体のクオリティも落ちてしまうため、特殊造型はドラマや映画に欠かせない技術と言えるでしょう。

リアルな赤ちゃんダミー
リアルな赤ちゃんダミー
生まれたての赤ちゃんも特殊造型で作っていることがあります。
生後2、3日、または1週間程度しか経過していない本物の赤ちゃんを映画やドラマで出演させるケースは稀です。
本物の赤ちゃんを起用した方がリアルですが、万が一、赤ちゃんの命に関わるトラブルが起きるなど、危険な状況が発生したときに責任が取れません。
中には、生まれたての赤ちゃんという設定で生後1、2ヶ月の子供を起用していることがありますが、
子供の成長は早いため、生後1、2ヶ月であっても違和感を感じる場合があります。
そのため、ダミーを使って撮影することが多いのです。
よりリアルを追求するのであれば、特殊造型の技術を用いましょう。

このように、特殊造型は様々なシーンで活用されています。
上手に特殊造型を活用し、クオリティの高い作品を作り上げましょう。

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zeppet

 

2018-12-27|
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